DX推進の取組み
ファンリードを取り巻く環境
当社は、太陽ホールディングスのグループ会社の一員となり、また当社のグループ会社も増加している大きな変化の中にあり、グループが抱えるIT課題はもとより、その先の社会全体のIT課題がより近くに認識できるようになりました。昨今のデータ利活用、デジタル技術の進化に伴い、社会全体として産業構造の変化も常に起こっており、お客様の抱える経営課題や、その解決に繋がるIT技術も様々な先進手法・手段が用いられております。
このような社内外の環境の変化の中においては、当社の特徴とする「お客様のすぐとなり」で、お客様の事業や業界・現場の事情を知り、最適な事業の「成功・拡大・進化」をサポートするトータルサポートがより強く求められているものと認識しております。当社従来の強みであるトータルサポートをベースに、当社がこれまで幅広い分野で課題解決により培ったデジタル技術および付加価値を提供することで、革新的なソリューションとして市場や産業をリードし、更なるイノベーションの社会実装を目指します。
ファンリードのDX宣言
DX戦略について
当社は、お客様の成長を支えるサービスとして、STiV・宇宙(衛星×ドローン)・DX・AWS・RPA・配信スタジオ等の様々なサービスを展開しております。これらの自社サービスに加えて、DX戦略の推進によって、より新しい価値の創出に努めることで他社との優位性を確立し、お客様へ更なるサービス領域・新サービスの提供を目指します。
また、グループ内を含めた各種業務における効率化を目指し、データおよびソリューションの利活用の促進を図るために、常に社内組織・運営の改革を継続することで「make WOW!」の実現に繋げます。
①自社サービスの新たな価値創出
当社は太陽ホールディングスおよびグループ全体のDX推進を担っております。当社およびグループのDX推進で得られた知見やノウハウをナレッジとしてデータ蓄積し、幅広い業種のお客様に向けても新サービスを展開することを目指して、継続的に更なる価値の創出に取組みます。お客様や社会を起点とした、同じ目線での課題発見・分析を行い、お客様のすぐとなりで、コンサルティングから導入までのDX推進に係るトータルサポートならびに新価値ソリューションの展開、データ利活用による支援を行ってまいります。
②バックオフィス業務の標準化
グループ全体における人事等のバックオフィス業務は、現行業務の見直しと業務効率の改善を目的に、ペーパーレスおよび電子データ運用・管理の促進、RPAや新規ソリューションによる更なる活用により、コスト削減・業務効率化・効果的な労働時間配分を図ります。
③知見・ナレッジの醸成と横断的な取組み
DXに係る知見やナレッジ基盤を社内およびグループ内で活用する文化の醸成を目指します。既に取組んでいる社内ポータル等の情報発信を含め、お客様のニーズおよびサービス導入事例に係る共有知化、役割・部門・グループ間を跨いだ内部議論の恒常化、横断プロジェクトの推進によるデータ利活用等を更に促進いたします。ハード・ソフト両面の施策として継続的に取組み、新たな価値の創出に繋げる企業風土として変革・成長してまいります。
ファンリード公式note当社内の情報発信・共有媒体である社内ポータルとは別に、社内・外部向けにDX等に係る様々な情報発信・共有の場として継続的に取組んでおります。
DX推進に向けて
推進体制
当社では、DXを推進するためにプロジェクト推進室が全社主要部門とのHUBの役割を担っており、DX戦略の実現を目指し、関係部署と共に緊密に連携の上、推進しております。お客様向けの新規ソリューションの提供に向けた取組みは、新設されたクラウド推進室・STiV事業部・DXパイオニア事業部を含む各部署間による連携をより強固にして、横断的に連携を図りながら推進してまいります。また、当社ではDX推進にも繋がる規範として、グループ会社を含めた「品質保証の理念」を掲げており、組織内においても戦略会議・品質管理会議を定期開催の上、各方面におけるDX推進に係る進捗状況等の情報共有に努めております。
品質保証の理念グループにおける品質保証に係る各方針・社会的責務を宣言し、各方針に基づき取組みを継続して実施しております。
人材育成
当社が定めたDX戦略を推し進める人材は、何より変革へと繋がるDXリテラシーの基礎である、継続的・積極的に挑戦するマインドセットが重要と捉え、「IT技術×ビジネススキル×マインドセット」を兼ね備えたプロフェッショナルエンジニアが必要であると認識しております。当社では、当人材の育成・確保のため、社内勉強会・外部研修等の教育制度の促進、適正評価を目指した人事評価の策定、グループ間プロジェクトでの人材ローテーション配置によるナレッジ習得・共有、スピード・アジリティの標準化を目的としたアジャイル版システム開発ガイドライン整備、リファラル採用等を当社グループ内にて継続的に取組んでおります。
ITシステムおよびデジタル技術の活用環境整備について
当社の目指すDX推進では、ナレッジの蓄積およびナレッジマネジメントに基づいた、データ利活用の環境構築が重要であると認識しております。データ利活用の文化醸成、プロフェッショナルエンジニアの育成も並行して取組み、当該環境との相乗効果を目指してまいります。
①業務プロセスの最適化
- 分散管理されている情報を集約し、ナレッジマネジメント(統合プラットフォーム)基盤としてデータ蓄積・一元化管理の構築により、ビジネス機会・ソリューション価値の創出を図る。
- データ利活用およびSTiV等の既存ソリューションとの連携強化により、効率的・効果的な労働時間の創出を図る。
- グループ横断でのナレッジに係るデータ連携の環境構築によりシナジー効果を目指す。
②プロフェッショナルエンジニアの育成支援
- 外部研修等の教育支援を拡充し、人的投資を持続的なものとする。
- 人材ポートフォリオの整備により、適材適所での成長機会の創出を図る。
- 社内およびグループ横断でのプロジェクト推進、人材交流・内部議論の場の提供により、技術・ナレッジ等の浸透・醸成化を図る。
DX戦略に係る指標
DX戦略を効果的に推進するにあたって、以下をKPI指標として定め、定期開催される戦略会議、品質管理会議にて評価・管理を実施いたします。
①ナレッジ数
社員の持つ知見やノウハウ等をナレッジとして、社内およびグループ間にて共有・活用することで、組織として新たな価値創出の源泉とします。ナレッジマネジメント(統合プラットフォーム)基盤に各種データとして登録し、活用できる状態となったデータ数をカウントしていきます。
②ナレッジ活用によるビジネス展開数
ナレッジマネジメント(統合プラットフォーム)基盤に蓄積された各種データを活用したビジネス展開数(サービス、ソリューション、サポート等)をカウントしていきます。
③プロフェッショナルエンジニア数
「IT技術×ビジネススキル×マインドセット」を兼ね備えた、人材ポートフォリオに準じたスキルセットを保持する人材数をカウントしていきます。